
下記の記事、Twitter上でもそこそこ反響があり、多くの人に情報が届いているようで安心しています。
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【体験談】事業家集団 環境に勧誘されたのでその手口を語ります
よわあなたは、事業家集団 環境という団体をご存知でしょうか? ネットで検索すると、いわゆる「悪徳ビジネス」「カルト集団」などといったワードで知られる団体の名前です。 実は私も以前、この団体に知らず知ら ...
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これだけでも、ブログ記事を作成した意義があったかな…と。
ただ一方で、勧誘方法や内部の様子については触れていましたが、脱退方法をしっかり明記していなかったことに気づきました。

と考えられる人は問題ありません。しかし、一度心を許してしまった相手を、シカトして傷つけかねない選択をできる人はそう多くはいません(と思いたい)。
たとえ勧誘が目的だったとしても…です。
私自身、相手を傷つけることにひどく抵抗感があり、脱退できぬままズルズルと関係を続けてきた過去があります。
こちらの記事では、私と同じようにいきなり連絡を絶つことに抵抗がある人に向けて、段階的に関係を終わらせることを目的とした内容になります。
実際に私が脱退した手順を記載していますので、サンプルとしてこちらの内容が参考になれば嬉しい限りです。
なお、こちらの記事は"弟子見習い"段階の人向けの内容になります。すでに弟子入り済みか、シェアハウスに住んでしまっている人は、下記の記事をみて「ここに居続けていいのか」改めて自問自答することをオススメします。
「月20万円でカビだらけのシェアハウス住まい」起業を夢みる若者を狙う洗脳の実態|プレジデントオンライン
もくじ
Step1:イベントを1回欠席してみる
事業家集団・環境では、実に多くのイベントが開催されていますよね。
居酒屋やBARを貸し切っての飲み会、フットサル、スノボ合宿などなど…。
基本的に弟子はイベント全参加と言われているかと思いますが、1回だけ欠席してみましょう。
欠席する理由は何でもいいです。

と仕事の締め切りを理由にしてもいいですし、

とプライベートな理由でも構いません。
「次回は参加しますので!」とか言えば、大体は

とめちゃくちゃ言及されることはありません(実体験)。
本当に小さな一歩ですが、こういう小さなことから徐々に自分本来の生き方に軌道修正していくことが大事です。
Step2:チャンス(気づき)メールを1回送らないでみる
毎日、師匠にチャンス(気づき)メールを送っているかと思います。
「本日のポジティブな出来事」と、「そこから得た学び」を師匠に送るアレです。
それを一旦止めてみましょう。1週間に1回止めるだけでもいいです。

と言われた際には、

と返事してみてください。
事業家集団・環境の目的のひとつとして、「月額15万円を捻出してもらう」ことがあります。
月に15万円を捻出するため、寝る間も惜しんでダブルワークする弟子も数多く存在します。
そのため、「稼ぐためにクタクタになっちゃって…」というセリフは、師匠や弟子にとっては慣れ親しんだセリフでもあるのです。

と応援されることもあるくらいなので、言い訳としてはオススメです。
Step3:弟子見習い用の勉強会を1回欠席してみる
弟子見習いをスタートすると、弟子見習い用の勉強会への参加が義務付けられます。
こちらの勉強会は毎月4回(週1回ずつ)開催されているイベントであり、レンタルスペースや師匠の自宅?(高級マンションなど)で行われていることが多いです。
私が所属していたときの話(2021年当時)になってしまいますが、弟子見習いから正式な"弟子"となるためには、月4回開催される弟子見習い用の勉強会にフル参加しないと昇格できないシステムでした。
逆にいえば、毎月1回は必ず欠席すれば、弟子にならなくていい口実ができます。
ただし、毎月1回の欠席をずっと続けていると師匠や勧誘者から「やる気あるん?」と詰められます。
私自身、この方法を思いついた当初は

と考えていましたが、3か月目に突入したぐらいには、師匠からやや高圧的に詰められる場面も増えましたね。
なので、この手を使う場合は1〜3か月以内に決着をつけるよう計画的に動いていきましょう。
Step4:副業or転職活動を始めてみる
勉強会、イベント等を欠席する口実として、「忙しいから」と言い訳していると、嘘をついている自分自身に嫌悪感を抱く場合もあります。
嘘をつくことに対し、相手に申し訳なさを感じることもあるかもしれません。
このように感じてきたなら、いっそのこと嘘をホントにしていきましょう。副業に手を出すか、思い切って転職活動をスタートさせるのもいいかもしれません。
私が事業家集団・環境に加入していた当時、周りの弟子見習いの話を聞いてみると、共通点として仕事での満足度が低いという傾向が見られました。
プライベートではないです。仕事の満足度です。
彼らの職業の傾向としては、看護師や介護職、多重下請けのSES、中小のショップ店員など、比較的年収が低い職種であることがわかりました。もちろん、私も例外ではなく年収が低かったです。
上記のような職業が悪いということでは決してありません。どれも社会的な意義は大きく、価値ある職業です。しかし、自分自身がその職業で働き続けることに不安・不満があるからこそ、弟子入りを検討したはずです。
そのため、副業・転職のための行動を少しでも始めてみることを強くオススメします。
ポイントは、「あ、いま成長してるかも…?」と感じられるかどうか。
資格取得のために勉強するのもいいし、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録する、転職サイトで求人チェックするのもアリです。
毎月15万円を消費するよりは、はるかに安く、仕事への価値観を変えるきっかけになります。
Step5:勧誘してきた人に「弟子をやめる」と話してみる
さて、いよいよ脱退に向けて本格的に動いていきます。
まずは、勧誘してきた人に対して、「弟子をやめたい」と伝えてみましょう。
この段階ではLINEでもいいですし、2人きりで会って口頭で伝えるのでもいいです。
おそらく事業家集団・環境では、自分が勧誘して弟子になった人の数で、チーム内の序列が決まるシステムになっているかと思われます。
勉強会でも、

という話をしていましたからね。
そのため、勧誘者にとってはここで離脱されては困るため、できる限り引き止めてきます。突然「やめたい」と言われて、軽く脳内がパニック状態になる勧誘者もいるかもしれません。
冷静さを欠いた相手に対して、いくら理路整然とやめる理由を述べたところで伝わりません。目の前の人がやめないよう、説得するのに必死だからです。
そのため、この段階では「もう少し考えてみます」など、すぐに結論を出さず「やめる意思がある」ことだけ相手に伝わればOKです。

と思う人もいるかもしれませんが、勧誘者も根っこの部分は真面目でいい人が多いこと、正式に弟子入りした後も良好な関係を築いていきたいと考えるであろうことから、罵声を浴びせるような言動はしないはずです。
ここでのポイントは、師匠には言わないということ。
勧誘者は温厚でも、師匠によっては威圧的な行動をとるケースもあるため、あくまで「勧誘してきた人」に話すことが賢明です。
Step6:LINEで「弟子をやめる(2回目)」宣言をする
Step5で「やめる意思」を伝えてから時間をおいて、今度はしっかりと「やめる」と宣言しましょう。
LINEなどの手段で、直接会わずに弟子をやめることを伝えましょう。こちらも、師匠ではなく勧誘してきた人に話すだけでOKです。
ここでのポイントは「他にチャレンジしたいことが見つかった」など、ポジティブな理由であることを伝えること。
Step4で副業や転職活動を促したのも、ポジティブな脱退理由がスムーズに話せるようにするためです。
前向きな理由であれば、相手も「弟子をやめるな」と口出ししづらくなります。なぜなら、自分の"夢"と同様、相手の"夢"を蔑ろにする選択はできないからです。
勉強会で師匠がよく話していた教えに、「ドリームキラーには気を付けろ」という項目がありました。
ドリームキラーとは、「そんなことをしても無駄だよ」「君の夢は叶うわけない」など、相手の"夢"を否定して引きずり下ろそうとする人のことを指します。
この教えを叩き込まれているため、環境の構成員は自分自身がドリームキラーになるような言動はできません。この心理を逆手に取れば、脱退も比較的スムーズに進めることが可能となるのです。

と言われるかもしれませんが、師匠には会わず「よろしくお伝えください」と返事することをオススメします。
もし会ってしまうと、言いくるめられてズルズルと関係を継続することになります。
少し心苦しいですが、ここはグッと堪えてください。
まとめ:自分の人生を生きるために
ここまで、事業家集団・環境の脱退方法について、実体験をベースにお話しました。内容をまとめると、次のようになります。
脱退までの流れ
- イベントを1回欠席してみる
「どうしても用事があって…」と誤魔化す。 - チャンス(気づき)メールを1回送らないでみる
数回に1回ぐらいのペースでのいいので、習慣を絶つ。 - 弟子見習い用の勉強会を1回欠席してみる
脱退までは1〜3か月のスケジュール感で。 - 副業or転職活動を始めてみる
事業家集団以外で、自分を変えるきっかけを見つける。 - 勧誘してきた人に「弟子をやめる」と話してみる
軽くジャブ程度で。「やめたい」意思が伝わればOK。 - LINEで「弟子をやめる(2回目)」宣言をする
直接会わず、ポジティブな理由で「やめる」と伝える。
一度きりの人生、自分が満足するような一生を過ごしたいと考える人も多いかと思います。
私自身もそうでした。
仕事にやりがいもなく、毎日が退屈で仕方がなかったです。
だからこそ、事業家集団・環境の甘い言葉に魅了されたのかもしれません。
しかし、弟子入りすることだけが自分の人生を豊かにする手段ではありません。
あなたが、あなた自身のために生きることを、心から祈っています。